井上ひなたさん
第13回大会にTeam Senshuとして出場。出場当時、大学2年生。アウトドアサークルを立ち上げ、幹部として2025年夏まで活動。
きっかけは「英語×マーケティング」の授業から
MCJに出場したきっかけは2年生のときに受講した、MCJを前提とした授業でした。入りたいゼミの先生がその授業を開講していて、マーケティングと英語を同時に学べるという点がとても魅力的でした。MCJに興味を持ったため、苦手な英語を頑張る決意をして受講しました。
苦手な英語でも「伝わる」経験が自信に
出場して良かったと感じるのは、苦手意識があった英語に対する気持ちが変わったことです。拙い英語でも一生懸命伝えようとすれば、審査員の方々がきちんと受け止めてくれるという経験を通じて「完璧でなくても伝えられる」という実感を得ることができました。
さらに、初めて外部のビジネスコンテストに出場し、大勢の前で英語でプレゼンするという貴重な機会を得られたことも大きな学びでした。
役割分担の難しさと個人の努力
チームとしては、週1回の授業の中でMCJの課題をこなすことや打ち合わせのスケジュールを合わせることが難しく、役割分担にも工夫が必要でした。アイデアを出す人、事例を調べる人、新しい提案を考える人など、個々の得意を活かした分担がなかなか難しかったのです。さらにフィールドワークも行い、限られた時間の中で成果を出すことに苦労しました。
個人としては、原稿暗記が最大の壁でした。スライドが直前に完成したため、原稿を覚える時間が3〜4日しかなく、微調整や最終確認をしながら短期間で仕上げなければなりませんでした。それでもなんとか乗り越え、本番に臨むことができました。
MCJで得た「力」とその後の成長
英語を人前で話す力:文法的な正しさよりも「伝えようとする姿勢」が大切だと実感しました。
トラブル対応力:発表中に原稿を忘れてステージで固まってしまったとき、原稿を読み上げて切り抜けるなど、臨機応変に対応できるようになりました。
成功事例分析の力:既存の成功事例の長所・短所を分析し、それをマーケティングプランに活かしました。
これらの力は、その後の活動でも生かされています。例えば2回生の春休みに参加したベトナムでのビジネスプログラムでは、現地の人に英語でインタビューし、自分のアイデアを発表しました。そのとき翻訳に頼らず、自分の言葉で伝えることの大切さを実感しました。また、他の外部コンテストでも事例分析やデータ収集、トラブルへの柔軟な対応が大きな助けになりました。
第14回大会の出場を考えている方へのメッセージ
MCJを通して感じたのは、事前の準備だけでなく「当日のパフォーマンス」が非常に重要だということです。良いアイデアを考え、それを正しく伝えるだけでは十分ではありません。観客をどう引き込み、共感してもらうかが入賞チームに共通していたポイントだと思います。
MCJは英語とマーケティングを同時に学べる貴重な機会です。少しハードルが高そうに見えるかもしれませんが、審査員やスタッフの方々が温かく見守ってくれる環境なので安心して挑戦できます。少しでも興味があるなら、ぜひ勇気を出して飛び込んでみてください。
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