小島颯太さん
第13回大会決勝進出者。出場当時、関西外国語大学2年生。NGO団体「Re:stitch」の創設者であり、今夏より米大学へ4年間留学。
少数精鋭のコミュニティを取り巻くチャレンジ精神が繋いだMCJ
僕が所属する関西外国語大学 国際共生学部は学生が少ないうえに僕の代が1期生ということもあり、同級生にはパッションやモチベーションの高い人が多いように感じます。皆んなが同じ方向を向いていて、「一緒に頑張ろう」という雰囲気があり、MCJの存在を知った時はそのような色々なことに挑戦する一環として、これまでの課外活動で出会った仲間と「とりあえず書類審査に出してしまおう」と勢いで応募しました。
マーケティングに必要なことを1から学べた
MCJに出場したことで、今まで知らなかったマーケティングについて勉強できたと感じます。これまでマーケティングを考える際は、いかに自分のクリエイティビティを発揮するかという企画作成に重点を置いていました。しかし実際に大会に出場してみて、マーケティングとは依頼主の想定と実現性とユーモアのバランスが大切であることに気付きました。マーケティングはまさにそれら三つの要素のコミュニケーションであると思います。
自分の強みに悩んだ日々
チームとして大会に出場するうえで、自分にしかない強みを見つけることに苦戦しました。英語力はメンバー全員同じくらいのレベルであったため、自分自身の個人としてのバリューは何かを模索する日々でした。結果的にそれが何だったのか明確に結論付けることは難しいですが、リーダーとして皆んなを引っ張っていく力と勇気が自分のバリューであったかもしれないなと思います。グループとして他のチームよりも頭一つ抜けるために自分ができることは何かを見つけるよう意識できたことは、自分の中で大きな意味があったと思います。
NGO活動で実感するMCJを通した成長
私は大学で、古着を回収して販売し、国債団体に寄付をするNGO団体の運営を行っているのですが、MCJに出場してからはそこで分析力や包括的な視点が持てるようになったと感じています。NGOの運営をする上では、大きく物事を捉える力や、現状の2歩3歩先を行く力が必要です。さらに、慈善団体ということもあり、付加価値を付け加えないと団体として成立しないという難しさがあります。これらの考え方はまさにマーケティングだったと今改めて感じています。団体での売り上げ数も出場前より確実に増えており、MCJでの学びが生きていると強く感じます。
第14回大会の出場を考えている方へのメッセージ
MCJは、全国の大学生や教授と関われる規模感の大きさや、その道の方からすぐにコメントをいただけることなどから日本トップレベルのマーケティングコンテストだと思います。
また、MCJは学生だけでは完結しない大会となっており、大学生ながらそのようなプロフェッショナルな場に身を置けることも貴重な経験だと感じています。最近は、SNSの普及により何をやってもうまくいっている人にばかり目を向けてしまうかもしれませんが、時には盲目的に挑戦することも大切です。衝動的に参加して、その初期衝動で走り抜けてほしいと思います!
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